こんにちは、パルです!
今回の授業では古墳時代を扱います。
私の勝手なイメージですが、古墳時代って教科書見ても、古墳がつくられたんだなぁとしか思わなくないですか?(笑)
当時の状況を知ると、古墳時代のイメージが変わるから、教科書に入る前にぜひ読んで行ってね!
今回は高校で習う内容も多少含めながら解説していきます!
弥生時代からの流れを知りたい方は、こちらをご覧下さい!
そもそも古墳時代ってどんな時代?
覚えてほしいのは、大きく分けてこの3つ!
- 人口増加・道路整備が古墳が出来た理由
- 古墳は権力者の権威付けの為に作られた
- 時期によって古墳の形が変わっている
今は、へ~そーなんだーって思ってもらえれば大丈夫です。
この3つもしっかり関係性があるから、今日の授業でしっかり抑えていきましょう!
ちなみに、皆の住んでる家の近くには、古墳ってあるかな?
実は、古墳の数はコンビニの数よりも多いんです!
グーグルマップで調べると意外と近くにあるかもしれませんね。
そもそも古墳時代ってどんな時代?
古墳時代の始まりは明確には分かっていません。
その理由は、この当時の様子が分かる書物が無いからです。
日本にはまだ文字が無かったから、中国の歴史書から日本の様子のヒントを貰っていますが、この時中国は戦争中で歴史書を書いている暇は無かったみたいです。
大体西暦300年位に古墳が作られ始めましたが、まずは作られ始めた理由を頭の片隅に入れてください。
その理由は、人口増加により人々の交流が増え、道が整備され始めたから!
ん、どういうことってなりましたよね。(笑)
大丈夫、説明します。
弥生時代に稲作が始まり、安定的に食料を手に入れられるようになった人々の寿命は徐々に延び始め、人口が増加していきました。
人が増えて日本の国同士で交易が盛んになると、道を整備する必要が出てきました。(デコボコ道よりも舗装された道の方が良いですよね)
道を整備すると余計な土(残土)が出るんだけど、これが道を整備する度に出てくるから残土でいっぱいになります。
そこで権力者は、この余計な土(残土)を使って、大きなお墓を作らせようと考えました。
大きい建築物はそれだけで権威付けになりますし、今でいう土のリユースも出来ます。
ここで一つ確認!古墳は土で作られています!(意外と知らない子が多い)
これらの理由から、古墳時代の前半では巨大な古墳が多いのが特徴です。
そして亡くなった人の埋葬の空間も、竪穴式石室(下の写真)と言って古墳の丸い部分に棺桶を入れて、上から土で被せるという方法でした。


〈出典:森将軍塚古墳館 Wikimedia Commons〉
この方法は大量の土を使って、1人だけ埋葬するっていう形式です。
古墳の周りには埴輪が置かれ、古墳には祭事に使う豪華な物から武器まで、埋葬者を表す物が一緒に埋葬されました。
前期の古墳では前方後円墳といって、鍵穴の形をした古墳が多かったのが確認されています。
因みに「方」は四角って言う意味があるから、四角い方が前で、丸い方は後ろっていうのも覚えておこう。
古墳時代の後半
古墳時代の後半になると、道がある程度整備されて残土も出なくなり、古墳はどんどん小さくなりました。
埋葬方法も変わり、横穴式石室(下の写真)になっていきました。


〈出典:文殊院西古墳の横穴式石室 Wikimedia Commons〉
古墳時代前半に作られていた竪穴式は一人用の墓で、石室を上から塞いだら二度と開けられないようになっていました。
一方で横穴式は、石室の出入り口を塞ぐ石や土を取り除いて何度でも出入り出来た為、複数人が入れるようになっていました。
人が亡くなる度に棺桶を追加で入れていく形式に変化して、少ない土で多くの人が埋葬できるように工夫したのが伝わってきます。
高校生の方は、古墳の形も前方後円墳から八角墳や円墳など小さい物に変化していったのも抑えよう!
飛鳥時代になると本格的に仏教が伝来し、権力者の象徴は古墳からお寺に変化していくことになります。
受験生の方へ
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文章が虫食い形式になっており、虫食いの[]の中に星1〜3が書かれていて、一目で単語の重要度分かります。
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