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今回の和歌
2番 持統天皇(じとうてんのう) 『新古今集』
春すぎて 夏来(き)にけらし 白妙(しろたへ)の
衣ほすてふ 天(あま)の香具山(かぐやま)

〈画像:Wikimedia Commons〉
現代語訳
現代語訳
春が過ぎて、夏が来たようですね。
真っ白な衣を干しているという、あの天の香具山に。
語句解説
【過ぎて】
動詞「過ぐ」の連用形 + 接続助詞「て」
過ぎた(=春が終わった)の意味です。
【来にけらし】
「来たようだ」という意味。
完了の助動詞「けり」+ 推量の助動詞(「らし」「けり」の「り」は省略されている。)
「けらし」は単に「らしい」と訳してもOK。
【白妙の】
「真っ白な」という意味。
【衣】
美しい布、特に夏の衣のこと。
【ほすてふ】
「干しているという」という伝聞表現。
元々は「干すと言ふ」だったが、短縮されている。
【天の香久山】
奈良(大和国)の明日香にある神聖な山。
〈画像:Wikimedia Commons〉
大和三山(耳成山・畝傍山・香具山)の一つ
作者:持統天皇
持統天皇(じとうてんのう)〈645年頃〜703年〉
〈画像:Wikimedia Commons〉
第41代天皇。
父が天智天皇・夫が天武天皇であり、飛鳥時代のキーパーソンです。
日本で最初に本格的な政治を行った、女性天皇として知られています。
天智天皇の死後、後継を巡って壬申の乱(672年)が起こります。持統天皇は夫・天武天皇の側に立って、この内乱を乗り越えました。
↓夫である天武天皇や、持統天皇について解説しているので、こちらもご覧ください!↓
そして天武天皇が即位し強力な中央集権体制を築くと、持統天皇はその政治を支え、後に自らが天皇としてその遺志を継ぎます。
天武天皇の死後、息子である草壁皇子が即位する予定でしたが、草壁皇子は即位前に急逝します。その為母である持統天皇が690年に即位し、孫にあたる軽皇子(後の文武天皇)が成長するまでの間、国政を担いました。
持統天皇は文化的教養にも優れており、『万葉集』には彼女の和歌が多数収められています。
鑑賞:人春から夏への移り変わりを、視覚的な描写で 🌄
作者である持統天皇は、天の香具山に白い衣が干されている様子を目にし、「夏が来たのだな」と気づきます。
春の華やかさが過ぎ去り、夏の爽やかさが静かに訪れる――その変化を「衣が干されている」という光景から感じ取っている点が、この歌の魅力です。
特に「白妙の衣」は、夏に着る白く涼しげな布の衣を指しており、干されている場所が「天の香具山」である事も意味深です。
香久山は神話にも登場する聖地であり、神聖な自然と人々の暮らしが穏やかに共存する、象徴とも言える場所です。
また、「ほすてふ」という言い回しからは、実際に見たというよりも、昔からそう伝えられてきた風景としての香具山が表現されており、時間の流れや文化の連続性も感じられます。
この和歌は自然の一場面から季節の変化を繊細に感じ取り、古代の日本人が自然に対して抱いていた敬意や情感を、上品かつ控えめな表現で描いています。
視覚的な美しさと心の動きが見事に調和した、「和の感性」が込められた一首と言えるでしょう。
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