こんにちは、パルです!
今回は飛鳥時代の初めから大化の改新直前までを扱います!
「聖徳太子は10人の人の話を聞き分けられた」で勉強が止まっている人いませんか?笑
聖徳太子が残した功績は、正直大きすぎます。
日本という国の土台が出来た飛鳥時代を、10分で学んでいきましょう!
飛鳥時代の前の古墳時代の復習したい方は、こちらをご覧ください!
そもそも飛鳥時代とは?

〈画像:Wikimedia Commons〉
飛鳥時代は、592年の推古天皇(上の写真)即位から710年の平城京遷都までの期間を指します。
名前の由来は、当時の政治の中心だった「飛鳥」(現在の奈良県明日香村)にちなんでいます。
飛鳥時代は古墳時代の後に始まり、中央集権国家体制を目指したり、初の元号を定めたりと、日本が本格的な国家として形を作り始めた時期でもあります。
中国や朝鮮の影響を強く受けながら、政治制度や文化、宗教が大きく発展した古代の転換期だったのです。
仏教の伝来と広がり

〈画像:Wikimedia Commons〉
飛鳥時代の大きな特徴の一つとして、仏教が広まった事が挙げられます。仏教は6世紀の半ば、百済(上の写真)から伝えられました。
最初は仏教を受け入れるかどうかで、蘇我氏(仏教肯定派)と物部氏(仏教反対派)で対立(崇仏論争)が勃発しました。
蘇我氏は新しい文化を取り入れないと、日本は外国に遅れをとってしまうと考えていましたが、物部氏は古来から日本にいる神様に対し、仏様を導入するのは神様に失礼だと考えていました。
最終的に戦争になり、蘇我氏が戦いに勝利し、仏教を受け入れる方向で固まりました。
これ以降仏教は、戦国時代まで頻繁に出てくるので、最初の伝来はここで抑えておこう!
聖徳太子の登場と改革

〈画像:Wikimedia Commons〉
飛鳥時代で最も有名な人物といえば、「聖徳太子(又の名を厩戸王)」です。
彼は推古天皇の摂政(せっしょう:天皇を助ける役職)として活躍しました。
因みに推古天皇は聖徳太子からみて、おばの立ち位置なので、おばと甥っ子と蘇我氏で政治を動かしていました。
聖徳太子は、中国(当時の隋)から学んだ制度を取り入れ、日本を中央集権的な国家にしようとしました。
また、蘇我氏が権力を握り、仏教を取り入れる事も決まったので、仏教に寄せた国作りをしていきます。以下に聖徳太子が行ったことをまとめました。
- 冠位十二階(かんいじゅうにかい):身分や家柄に関係なく、能力に応じて役職を与える制度。(身分が一目で分かる為、仏教の年功序列の考え方に適している)
- 十七条の憲法(じゅうしちじょうのけんぽう):役人の心得や、国を治める上で大切なことを定めた文書。(第二条には仏教を篤く敬えと書いてある)
- 遣隋使(けんずいし):中国の隋に使いを送り、先進的な文化や制度を学ぶ。小野妹子(おののいもこ)が有名です。
- 法隆寺建立:仏教を広めるにあたり、最古の木造建築であるお寺を、聖徳太子が建てさせました。
これらの改革によって、日本の政治は大きく変わり、天皇中心の国作りが進んでいきました。
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