ニュースやSNSでよく聞く「右翼」と「左翼」という言葉があります。
- 「あの人は右翼だ」
- 「この政党は左寄りだ」
このように使われることが多いですが、そもそもなぜ「右」と「左」なのでしょうか?
実はこの言葉の起源は、18世紀に起きたフランス革命の議会の座席配置にあります。
そこからこの言葉は世界中に広がり、現在では政治思想を表す言葉として使われているのです。
この記事では
- 右翼と左翼の意味
- 名前の由来(フランス革命)
- 世界の右翼・左翼の考え方
- 日本の右翼と左翼
- 現代政治での使われ方
までを、歴史の流れとともに分かりやすく解説します。
ニュースや政治の話が理解しやすくなるので、ぜひ最後まで読んでみてください!
右翼と左翼をまずは簡単に理解
まずは一番シンプルな説明です。
| 左翼(革新) | 右翼(保守) |
|---|---|
| 社会を変えていくことを重視 | 伝統や今の制度を守ることを重視 |
| 新しい価値観を取り入れる | 現在の仕組みを継続する |
簡単に言えば
- 右翼 → 今の社会や伝統を守りたい
- 左翼 → 社会を変えてより平等にしたい
という考え方の違いです。
ただしこれは相対的な意味合いで、国や時代によって意味は変化します。
簡単に言えば、
- 共産主義国家での左翼は「民主主義に変えようとする勢力」
ですし、
- 民主主義国家の左翼は「共産主義国家や目指す勢力」
になる訳です。
「右翼だからこの考え」と決まっている訳では無く、その国の状況によって、相対的な意味を持つ事を覚えておきましょう。
右翼・左翼の名前の由来(フランス革命)
右翼と左翼という言葉が生まれたのは、1789年のフランス革命です。
当時のフランスでは、国王の「ルイ16世」による政治に対して民衆の不満が高まっていました。

〈ルイ16世:Wikimedia Commons〉
「ルイ16世」の奥さんは「パンが無いならケーキを食べればいいのに」で有名な、「マリー・アントワネット」です。

〈マリー・アントワネット:Wikimedia Commons〉
民衆の不満が高まっていた理由は、主に次の3つです。
- 重すぎる税金
- 貴族と聖職者の特権
- 財政破綻
国民は「ルイ16世」に、国民が参加する会議を開催させる事を認めさせます。
新しい国造りの為の話し合いの場を、設けさせたのです。
三つの階級の人々(聖職者・貴族・平民)が集まって開かれた会議なので、「三部会」と言います。

〈1789年の三部会:Wikimedia Commons〉
一番奥に座っているのが、三部会の議長です。
この時議長から見て、
- 右側に、王や貴族を存続させ国を作る派閥(保守的な考え)
- 左側に、王様を廃止する共和制を唱える派閥(革新的な考え)
が座りました。
この状況を踏まえ、左を革新・右を保守というイメージが付いたのです。
因みに「翼」は、議長を中心に左右の翼のように見えたからだそうです。(これに関しては個人の感想なので、私からはノーコメントです)
三部会議論は対立し、やがて革命へと発展しました。
結果的に左翼が武力で勝利を勝ち取ったのです。
日本の右翼と左翼
例えば自民党は左翼?右翼?
現在の「高市早苗」総理大臣は、どちらかと言うと右翼思想を持っています。

〈高市早苗:Wikimedia Commons〉
「高市早苗」総理大臣は「安倍晋三」元総理大臣の後継者なので、憲法改正も視野に入れている人物で有名です。
しかし自民党は政策ごとにバラツキがあり、党内でも意見が完全一致している訳ではありません。
なので完全に右翼と言う訳では無いです。
日本の右翼の特徴は、
- 憲法改正
- 防衛力強化
などです。
あれ?憲法改正は現状を変えるから、革新的な考えなんじゃないの?って思った方鋭いです。
見解にもよりますが、現在の日本国憲法は殆どアメリカが作った物です。
戦前の大日本帝国憲法のように、日本が一からすべてを作り上げた物こそ、日本の憲法であるべきだという考え方が、政治の世界には色濃く残っています。
なので、戦争に負けて現在は無理やり健保を替えられているが、日本古来の憲法に近づけるという考え方がベースにあるので、伝統を重視する右翼(保守)とされています。
ただ世界を見ても、改憲派が右翼に分類されている国は殆どありません。
一方、日本の左翼は
- 平和主義
- 憲法9条を守る
などを主張します。
現代日本の政治は「中道」が多い
現在の日本では極端な右翼・左翼は多くありません。
日本共産党が、左翼の代表くらいかなって感じです。
多くの政党は「中道」と呼ばれる立場です。
最近、「中道改革連合」が誕生して、話題になりましたよね。
「中道」は新しい概念では無く、右翼でも左翼でもない考え方を、「中道」と呼んでいました。
公明党と立憲民主党が合体し、中道を名前に入れてくるとは、私も驚きました。
国民が分かるようにと、名づけられたのだと思います。
まとめ
右翼と左翼という言葉は、フランス革命の議会の座席から生まれました。
| 左翼(革新) | 右翼(保守) |
|---|---|
| 社会を変えていくことを重視 | 伝統や今の制度を守ることを重視 |
| 新しい価値観を取り入れる | 現在の仕組みを継続する |
右翼と左翼は政治を理解する為の、基本概念です。
ニュースを見るときも「この政策は右寄りか、左寄りか」、という視点で見ると、政治の動きがより理解しやすくなるでしょう。
あなたは現状の日本に対して、右翼的な立場ですか?左翼的な立場ですか?
自分に問いかけてみると、どんな政治家を支持すればいいか、分かるはずです!
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