皆さんこんにちは、パルです!
塾で生徒を教えていると、歴史は暗記だから嫌いという意見をよく聞きます。
確かに覚えることがありすぎてキリがないし、大人で勉強し直してる方も、なんとなく覚えられないなぁってことありませんか?
学校の授業では、時間が無いから取り合えず暗記してって言われる事もあると思いますが、これが歴史を嫌いになる一番の理由です。
少しでもモチベーションが上がり、歴史を好きになって貰えるような工夫を、3つお伝えするので、ぜひ学習に取り入れてみてください!
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①年号を全部覚えるのはやめる
歴史は様々な出来事がありますが、年号を全部覚えるのは正直無理です。
歴史オタクの私でも、覚えていません(笑)。
それよりも大事なのは、時代の節目となる年号を覚えることです。
例えば奈良時代は710年に始まり794年まで続きました。(794年は平安時代の始まり)
この2つの年号が頭に入っていれば、奈良時代に該当する年号が出てきた時に、教科書や資料集・ドラマなどで、何時代の話をしているかすぐに分かります。
これが実はめちゃくちゃ大事で、新しい内容を勉強した時にすぐに時代分類出来ると、勉強効率が非常に上がります。
実際にテストを受けてながら思い出す時でも、暗記事項と時代が頭の中でリンクしているので、記憶の定着度合いが格段に上がっている事を実感出来るはずです。
歴史を一通り勉強し終えた人が、単語は分かるが時代が分からず、何のことか覚えてないというのが多発するのは、節目の年号を覚えて単語を分類する事が、出来ていないからなのです。
時代の始まりや大きな戦いなど、節目となる年号だけ語呂合わせを使って覚えていきましょう!
②人物を覚える時は、肖像画を見ろ!
中学はまだマシですが、高校の日本史ともなると、同じ苗字の人物が大量発生します。
下の名前だけで判別しようとしますが、これが歴史を嫌いになる原因の一つです。
そんな時は必ず肖像画を検索するようにしましょう!

〈画像:Wikimedia Commons〉
肖像画は上のような写真のことです。
なぜか? 例えば鈴木さんが2人いるとして、どうやって2人を判別しますか?
名前や服装を覚えますか?
そうではなくて、顔を見てどんな雰囲気なのかをまずは感じ取り、その後色んな要素を整理するはずです。
逆に思い出す時も考えてみてください。
友達に女優や俳優の話をされた時、どうやって思い出しますか?
どんな顔だっけ?ってまず第一に顔を思い返すはずです。
歴史の学習も同じです。
顔を見て頭に印象を残し、それから人物の功績を覚えると、暗記の効率が格段に上がります。
高校の日本史になると、同じ苗字が大量に出てくるので、とにかく肖像画はチェックしましょう!
たまーにメチャクチャイケメンがいるので、そんな人と出会うのも一種の楽しみ方です。
③他人に教えてみる
どの教科にも共通して言える事ですが、他人に教えられるという事は、頭の中で整理が出来ているという事です。
逆にここでつまずくのであれば、テストの問題に答えられない可能性大です。
「この出来事があって、この理由でこの人が動いた」と説明出来るのであれば、歴史について勉強で心配する事は、もうないはずです!
相手になってくれる人がいない事に気づいてしまったそこのあなたは、一人で授業をしてみましょう。
私はテスト前などは家に籠るタイプだったので、自分の部屋で声に出して授業していました。
恥ずかしいかもしれませんが、この効果は絶大です。
受験生の方へ
大学受験を迎えるに当たって、絶対に外せない書籍があります。
それが日本史一問一答です。
日本史一問一答【完全版】3rd edition [ 金谷 俊一郎 ]
今まで多くの日本史一問一答に目を通してきましたが、ダントツで使いやすいのが東進ブックス出版の一問一答です。
最難関大学にもバッチリ対応できる問題量で、共通テストの対策も勿論万全です。
以下が実際の例題です。
日蓮は[★★]教が仏法の正しい教えである事を悟り、
[★★★]を唱える事によって救われると説いた。
文章が虫食い形式になっており、虫食いの[]の中に星1〜3が書かれていて、一目で単語の重要度分かります。
例題の答えは、★★=法華、★★★=題目、となります。
私立大学にしろ、国公立大学にしろ、日本史受験をするなら絶対に必要になる書籍です。
学校のクラスを見渡すと、既に持っている人もいるのではないでしょうか。
自分が受ける大学の難易度に合わせて、勉強量を調節できる書籍なので、受験勉強のゴールを知る為にも、一回は目を通して欲しいです。
早めに対策した者が受験勉強を制します。
さぁ、日本史を楽しみましょう!
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